岩田康誠騎手騎乗のディアドラが人気に応え重賞初制覇(撮影:下野雄規)
9日、中山競馬場で行われた紫苑S(3歳・牝・GIII・芝2000m)は、中団でレースを進めた岩田康誠騎手騎乗の1番人気ディアドラ(牝3、栗東・橋田満厩舎)が、直線で脚を伸ばして、好位追走から一旦は先頭に立った6番人気カリビアンゴールド(牝3、美浦・小島太厩舎)、馬群の中から伸びてきた4番人気ポールヴァンドル(牝3、美浦・上原博之厩舎)との叩き合いを制し優勝した。勝ちタイムは1分59秒8(良)。
2着はハナ差でカリビアンゴールド、3着はさらにハナ差でポールヴァンドルとなった。なお、2番人気ルヴォワール(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)は6着、3番人気ホウオウパフューム(牝3、美浦・奥村武厩舎)は9着に終わった。
勝ったディアドラは、父ハービンジャー、母ライツェント、その父スペシャルウィークという血統で、これが重賞初制覇。また、本馬及び2着のカリビアンゴールド、3着のポールヴァンドルは10月15日に京都競馬場で行われる秋華賞の優先出走権を獲得した。
【勝ち馬プロフィール】
◆ディアドラ(牝3)
騎手:岩田康誠
厩舎:栗東・橋田満
父:ハービンジャー
母:ライツェント
母父:スペシャルウィーク
馬主:森田藤治
生産者:ノーザンファーム
通算成績:13戦4勝(重賞1勝)