10日、阪神競馬場で行われたセントウルS(3歳上・GII・芝1200m)は、好位でレースを進めたM.デムーロ騎手騎乗の1番人気ファインニードル(牡4、栗東・高橋義忠厩舎)が、直線で前を交わして抜け出し、内の馬群の間から脚を伸ばしてきた6番人気ラインミーティア(牡7、美浦・水野貴広厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分7秒5(良)。
さらにクビ差の3着に4番人気ダンスディレクター(牡7、栗東・笹田和秀厩舎)が入った。なお、3番人気メラグラーナ(牝5、栗東・池添学厩舎)は4着、2番人気フィドゥーシア(牝5、栗東・松元茂樹厩舎)は9着に終わった。
勝ったファインニードルは、父アドマイヤムーン、母ニードルクラフト、その父Mark of Esteemという血統。1番人気で5着に敗れた北九州記念から見事に巻き返し、初めての重賞タイトルを獲得した。また、本馬はこの勝利で10月1日に中山競馬場で行われるスプリンターズSの優先出走権を獲得した。
【勝ち馬プロフィール】
◆ファインニードル(牡4)
騎手:M.デムーロ
厩舎:栗東・高橋義忠
父:アドマイヤムーン
母:ニードルクラフト
母父:Mark of Esteem
馬主:H.H.シェイク・モハメド
生産者:ダーレー・ジャパン・ファーム
通算成績:21戦6勝(重賞1勝)