走りから伝わってくる仕上がり感が素晴らしいサトノアラジン(撮影:井内利彰)
今春、安田記念で悲願のGI制覇を達成した
サトノアラジン(栗東・池江泰寿厩舎)。秋は毎日王冠(10月8日・東京芝1800m)から始動予定。今朝28日はそのレースに向けた1週前追い切りを朝一番のCWコースで行っている。
水口優也騎手が跨って、
ダノンシーザーを追いかける内容。6F標識地点では3馬身ほど後ろに位置して、その差を保ったまま3コーナーへ。少し差を詰めてから4コーナーを回ったと思ったら、直線入口ではほぼ差のないところまで迫っていた。
直線に向くと一気の脚で相手を交わし、あとは突き放す一方で、その瞬発力は爽快。時計は6F84.5〜5F68.6〜4F53.6〜3F38.9〜1F12.0秒と特に速いわけではないが、走りから伝わってくる仕上がり感が素晴らしい。もともと追い切りで動くタイプとはいえ、1週前の段階でこれだけきっちり走ることができれば、レースでの結果を期待して当然といったところ。
(取材・写真:井内利彰)