東京ハイジャンプで復帰する障害王者オジュウチョウサン(写真は2017年中山グランドJ優勝時、撮影:下野雄規)
10/15(日)は東京・京都・新潟の3場開催。天候は東京と京都が曇り時々雨、新潟が曇りの予報となっている。馬場状態の変化には注意しておきたい。
■牝馬3冠レースの最終戦・秋華賞
京都11Rは牝馬3冠レースの最終戦、秋華賞(GI)。オークス馬ソウルスターリングこそ不在だが、アエロリット、レーヌミノル、リスグラシュー、ファンディーナといった春の実績馬に、ラビットラン、リカビトスなど上がり馬も揃う魅力的なメンバー構成となった。
■各種記録もかかる秋華賞
秋華賞でブラックスビーチに騎乗する川田将雅騎手はGI・10勝、カリビアンゴールドに騎乗する田中勝春騎手は重賞50勝、ミリッサを管理する石坂正調教師は重賞50勝がかかる。
■小島太調教師、最後の秋華賞
秋華賞に出走するカリビアンゴールドは、来年2月に定年となる小島太調教師の管理馬。騎手時代、翌年に引退が決まっていた際の1995年エリザベス女王杯(当時の牝馬3冠目)を優勝し、牝馬GI初制覇を達成。調教師としても最後の牝馬3冠目で牝馬GI初制覇なるか。
■障害王者オジュウチョウサンが復帰
東京9R・東京ハイジャンプ(J・GII)でオジュウチョウサンが復帰する。JGI・3勝を含む6連勝中の障害王者。今年の中山グランドジャンプ制覇後に右第1指骨剥離骨折が判明し休養していた。また、中山グランドジャンプでオジュウチョウサンの2着だったサンレイデュークも同じく中山グランドジャンプ以来の出走となる。
■藤田菜七子騎手、女性騎手初のJRA年間12勝目なるか
14日の新潟3Rでトップライセンスが勝利。鞍上の藤田菜七子騎手はこれで今年JRA11勝目となり、1997年に牧原(現姓:増沢)由貴子騎手がマークした女性騎手の年間最多勝記録に並んだ。藤田騎手は本日東京で7鞍に騎乗予定。新記録達成なるか。
■リエノテソーロ、久々のVなるか
新潟11R、芝1400mのOP特別・信越Sに昨年の全日本2歳優駿を制したリエノテソーロが出走。今年は芝のNHKマイルC(GI)の2着が最高で、ここ2戦はダート重賞で7・5着となっているが、ここで久しぶりの勝利なるか。
■注目馬多数の東京3R新馬戦
東京3Rの新馬戦には、2010年の阪神JFを制したレーヴディソールの妹、レーヴドリーブ(父オルフェーヴル)がデビュー。戸崎圭太騎手とのコンビで初陣を飾れるか。他にもヴォルシェーブの妹ウェストレー、キロハナの妹オハナなどが出走する。
■京都5Rの新馬戦では注目馬ピボットポイントが登場
京都5Rではピボットポイント(父ディープインパクト)が鞍上C.ルメール騎手でデビュー。ワグネリアン、アドマイヤキングなど2歳新馬で既に4勝を挙げる友道康夫厩舎の所属で、本馬も関係者から高い期待をかけられている。
■ダノンスマッシュ、もみじSで2連勝狙う
京都9Rは2歳のオープン特別、もみじS。ここはダノンスマッシュに人気が集まりそう。好調の新種牡馬ロードカナロアの産駒で、伯父にBCマイル(米GI)を制したウォーチャントがいる良血馬。デビュー戦は2着に敗れたものの、2戦目でしっかり勝ち上がっている。2連勝なるか。
■エイシンヒカリ全妹、復帰戦Vなるか
新潟10Rの粟島特別(500万)にエイシンヒカリの全妹、エイシンティンクルが出走。1月の北大路特別2着以来のレースとなるが、その時の勝ち馬は後のGIホース・アドマイヤリードだった。本馬にもここからの飛躍を期待したい。
■白毛馬ハウナニ、初勝利なるか
東京1R、芝1400mの未勝利戦にハウナニが出走。父ロードカナロア、母ユキチャンの白毛馬で、デビュー戦はダートで3着だった。芝替わりのここで初勝利なるか。
■地方競馬も注目レースが目白押し
地方競馬では4つの重賞が開催。16時25分に盛岡で若駒賞(M2)、17時15分に佐賀で九州大賞典(S1)、18時10分に高知で黒潮菊花賞、20時10分にばんえい帯広でナナカマド賞(BG3)が行われる。