15日、京都競馬場で行われた秋華賞(3歳・牝・GI・芝2000m)は、道中は後方に構えたC.ルメール騎手騎乗の3番人気ディアドラ(牝3、栗東・橋田満厩舎)が、直線で外に持ち出して各馬を差し切り優勝した。勝ちタイムは2分0秒2(重)。
1.1/4馬身差の2着は、4番人気リスグラシュー(牝3、栗東・矢作芳人厩舎)と5番人気モズカッチャン(牝3、栗東・鮫島一歩厩舎)の際どい争いとなったが、リスグラシューに軍配が上がった。ハナ差でモズカッチャンが3着。
なお、1番人気アエロリット(牝3、美浦・菊沢隆徳厩舎)は7着、2番人気ファンディーナ(牝3、栗東・高野友和厩舎)は13着に終わった。
勝ったディアドラは、父ハービンジャー、母ライツェント、その父スペシャルウィークという血統。春は桜花賞で6着、オークスで4着だったが、夏のHTB賞(1000万)・前哨戦の紫苑Sと連勝し、この大舞台でも見事勝利を掴み取った。また、父ハービンジャーにとっても、これが産駒のGI初制覇となった。
【C.ルメール騎手のコメント】
凄く嬉しいです。素晴らしい馬です。ハービンジャーの子ですから、今日の重い馬場は良かったですね。4コーナーでポジションが少し後ろすぎると思いましたが、よく伸びてくれました。
【勝ち馬プロフィール】
◆ディアドラ(牝3)
騎手:C.ルメール
厩舎:栗東・橋田満
父:ハービンジャー
母:ライツェント
母父:スペシャルウィーク
馬主:森田藤治
生産者:ノーザンファーム
通算成績:14戦5勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2017年紫苑S(GIII)