2日、中山競馬場で行われたダービー卿CT(GIII、芝1600m)は、佐藤哲三騎手騎乗の11番人気
グレイトジャーニー(牡5、栗東・池江泰郎厩舎)が道中中団追走から直線に入り末脚を伸ばすと、同様に追い上げた3番人気
キングストレイルに1.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分32秒4(良)。さらにクビ差の3着には15番人気
キネティクスが入り、1番人気
インセンティブガイは11着に敗れた。
勝った
グレイトジャーニーは、父サンデーサイレンス、母アンブロジン(その父Mr. Prospector)という血統。半兄に02年皐月賞(GI)を制したノーリーズン(父ブライアンズタイム)がいる。03年9月のデビュー戦(阪神・芝1400m)を制し、4戦目の04年シンザン記念(GIII)で重賞初制覇。その後は不振が続いたが、05年大原S(1600万下)で1年9ヶ月ぶりの勝利を収めた。さらにディセンバーS(OP)で4勝目を挙げ、前走の東風S(OP)は3着に入っていた。通算成績26戦5勝(重賞2勝)。
鞍上の佐藤哲三騎手は、
サクラセンチュリーで制した05年アルゼンチン共和国杯(GII)以来のJRA重賞勝利で通算30勝目。管理する池江泰郎調教師はディープインパクトで制した阪神大賞典(GII)に続くJRA重賞勝利で、今年2勝目(通算53勝目)となった。