マイルCSに向けて1週前追い切りを行ったエアスピネル(撮影:井内利彰)
前走富士Sで重賞3勝目を挙げたエアスピネル(栗東・笹田和秀厩舎)。不良馬場ではあったが、勝ち時計が1分34秒8だったように、極端に悪い馬場状態でもなかった。とはいえ、レース後の疲労が気になるところだったが、11月1日には栗東坂路で時計を出しており、次走予定のマイルCS(11月19日・京都芝1600m)に向けて順調そのもの。
今朝8日はレースに向けた1週前追い切り。2回目のハローが終了した直後の坂路馬場で、レッドリーガルとの併せ馬。いつもながら、軽快な動きを見せて最後は楽に先着。時計は4F53.5〜3F38.6〜2F25.1〜1F12.4秒ときれいな加速ラップでまとめて先着している。
京都マイルの重賞は2勝2着1回。距離が長いと思われた菊花賞でも3着しているくらい、京都競馬場は相性の良いコース。これまでG1は5回チャレンジして最高2着。しかし、この舞台ならようやく輝ける、そんな態勢が整いつつある。
(取材・写真:井内利彰)