ゴールを過ぎてからの伸びが目立っていたシュヴァルグラン(写真左、撮影:井内利彰)
前走ジャパンカップで悲願のGI制覇となった
シュヴァルグラン(栗東・友道康夫厩舎)。次走予定の有馬記念(12月24日・中山芝2500m)に向けては、先週からCWコースで脚ならしの追い切りを開始。そして、今朝14日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
閑散としたCWへ正面から入場。
タピゾー、
エタリオウが先行し、それらを最後方から追走。先導する
タピゾーの影響で、向正面でのラップが少し遅くなったが、3コーナーからはぐんぐんと加速していくラップ。
4コーナーでは少し内を回って、前との差を詰めていくが、前2頭も勢いがついてなかなか減速せず追いつくのが難しい。ジリジリとは前へ詰めていくが、目一杯追うという感じではなかったこともあり、ゴールでは完全に遅れた形。見映えは悪いが、時計は6F82.6〜5F66.1〜4F51.6〜3F38.1〜1F12.4秒と決して遅くない。
なによりゴールを過ぎてからの伸びはひと際目立っていた。そういった意味で動きに重苦しさがあるわけではなく、逆に行きたがったり、
テンションが高くなっていない点が評価できる。
(取材・写真:井内利彰)