JC組重視の声に万哲が待った(写真は2017年ジャパンC直線、撮影:下野雄規)
――有馬記念までいよいよあと一週間!キタサンブラック、シュヴァルグラン、スワーヴリチャードが人気を集めそうですが、スポーツニッポン記者の小田哲也記者は、人気サイドの決着に待ったをかけました。その理由とは…
「多くの馬が出走してくるJC組重視は当然か? ただ、今年注意すべきは「内枠断然有利」の設定だった点。芝が薄く、硬くなった内寄りが走りやすくなっていた点は複数騎手が指摘していた。実際、上位3頭の馬番は1着シュヴァルグラン(1番)、2着レイデオロ(2番)、3着キタサンブラック(4番)と完全な内枠競馬。流れの中で4角で外に出さざるを得なかったレイデオロは別として、逃げたキタサンブラック、走りやすい好位インで脚を温存したシュヴァルグランは距離ロスがなく、さらに走りやすい部分を通れたことで、より後続との着順差がついた形。この2頭が仮に外枠なら、ここまで他を圧倒できたか? 枠順補正もした上でJCの結果を再考したい。穴党的には「JCで内枠を引けなかった馬」の逆襲は気になる。JC6着レインボーライン(9番枠)、8着ヤマカツエース(16番枠=昨年の有馬記念4着)、出走してくるようなら10着サトノクラウン(12番枠)がこれに該当。
実は3週間遡って、アルゼンチン共和国杯の当該週も前週の道悪天皇賞で馬場中央付近が傷んだことで完全な「内枠競馬」だった。レース後、外枠騎手から「内枠が欲しかった」の声が多数。1〜3着の馬番は4番、7番、1番。ロスなく4番枠からさばいた1着スワーヴリチャードは確かに強かったが、一番走りやすい部分を走れたのも事実。逆に同レースで外を回った4着アルバート(11番枠)は枠にも泣いた形。
シュヴァルグラン、キタサンブラック、そしてスワーヴリチャードは上位人気濃厚。ただ前走の舞台設定を考慮すると過大評価は?いずれも内枠をうまく使った直後だけに、有馬記念の「枠番抽選」は最大の関心事になりそうだ」(スポーツニッポン・小田哲也記者)
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