29日、東京競馬場で行われた八重桜賞(3歳500万下、芝1600m)は、横山典弘騎手騎乗の1番人気フェラーリファイブ(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)が道中は好位を追走、ゴール手前で馬群を割って抜け出し、2番人気カイシュウタキオンをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分34秒4(良)。さらにハナ差の3着には13番人気スピードタッチが入った。
勝ったフェラーリファイブは、父ブライアンズタイム、母は96年マーメイドS(GIII)を制したシャイニンレーサー(その父ノーザンテースト)という血統。半姉に02年クイーンC(GIII)を制したシャイニンルビー、叔父に94年朝日杯3歳S(GI)を制したフジキセキ(共に父サンデーサイレンス)がいる。05年12月のデビュー戦、続く未勝利戦と1番人気に推されながら勝ち切れず、3戦目で初勝利。前走の山桜賞(3歳500万下)でも圧倒的1番人気(単勝130円)に支持されたものの2着に敗れていた。通算成績6戦2勝。