気持ちが乗っていたが、オーバーワークになったという印象もないワグネリアン(ゼッケン1200、撮影:井内利彰)
1月26日の栗東帰厩後、当ニュースでも主要な追い切りはお伝えし続けているワグネリアン(栗東・友道康夫厩舎)。先週のニュースでは週末に坂路で55秒くらいをやると担当者の藤本純調教助手から聞いていたが、2月11日に坂路4F55.3秒の追い切りを消化している。
今朝15日は弥生賞(3月4日・中山芝2000m)に向けた2週前追い切り。CWコースで3頭併せだったが、その最後方から前を追いかける展開。6F標識の地点で、先頭のクアトレフォイルとの差は3秒くらい。とても追いつきそうになかったが、無理なく加速していき、4コーナーから最後の直線へ向くあたりでは前を射程に入れていた。
直線に向いてから一気に加速し、ゴールまで残り300mのあたりでは前に並ぶ。真ん中にいたキタノカイダンジは手応えがなくなって遅れていくが、クアトレフォイルが食い下がって、ゴールまで併入する形だった。
時計は6F78.1〜5F63.9〜4F50.1〜3F37.3〜1F12.0秒。かなり速い数字になったこともあり、追い切り直後の様子は気持ちが乗っていたが、オーバーワークになったという印象もない。15日の馬場状態と馬場の内目を回ったことを思えば、このくらいの時計が出ても不思議ない。
(取材・文:井内利彰)