毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”を
コンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。
【小倉大賞典(小倉芝の傾向)】
昨夏以来の開催となった小倉は2週目。芝は現在開催中の3場では最もいい。土曜の芝は良馬場で終日行われた。土曜は芝のレースは7鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「2番手、1番手、2番手、2番手、4番手、1番手、1番手」と小回りの小倉コースらしく、先行馬が大活躍した。内寄りの傷みが軽微な分、ロスなく立ち回る先行型が好走する小倉らしい傾向。
古馬500万下の土曜9Rの勝ち時計が1分59秒4(勝ち馬
アグネスリバティ)と上々の時計も出ている。日曜の小倉は引き続き、晴天予報。同じ良馬場でもさらに乾いて、速い時計が出やすくなる。メイン小倉大賞典は1分46秒台の高速決着が濃厚。前有利を意識する余りの先行争いがない限りは先行勢が有利とみる。後方組は展開待ちに。