とにかく力強い走りが印象的だったシグナライズ(撮影:井内利彰)
未勝利、秋明菊賞と2連勝でのオープン挑戦だった前走の紅梅Sは4着に終わった
シグナライズ(栗東・藤原英昭厩舎)。巻き返しに向けて、着々と追い切りを積んでおり、今朝21日は次走予定のチューリップ賞(3月3日・阪神芝1600m)に向けた1週前追い切りを行っている。
C.ルメール騎手が跨って、1回目のハローが終了したCWコースを単走。3コーナーから入場して、4F追い切りとなったが、前半は少し行きたがる様子。そこをジョッキーがしっかりと抑えていきながら、少しずつ加速していくが、とにかく力強い走りが印象的。
最後の直線に向くと、さらに加速して、ゴールまで失速することなくフィニッシュ。時計は4F51.1〜3F37.9〜1F12.1秒と速く、数字的にも見た目にも文句ない動き。ただ気になるとすれば、前半の行きたがる素振り。このあたりがきっちりと折り合うようになれば、重賞でも当然のように勝ち負けできるのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)