残りの日程でどんな調整をしてくるか注目したいワグネリアン(撮影:井内利彰)
今年の始動戦に弥生賞(3月4日・中山芝2000m)を予定しているワグネリアン(栗東・友道康夫厩舎)。21日の坂路馬場ではレースでも騎乗予定の福永祐一騎手が跨ってのキャンターだったが、今朝22日の1週前追い切りは藤岡康太騎手が跨ってのCWコースでの3頭併せだった。
ジェニシス、エタリオウという隊列の最後方から追走。先頭との差は6F標識で3秒くらい。ここで差が広がりすぎないように、5F標識あたりで先頭まで2秒くらいのところまで差を詰めてくる。
3、4コーナーでは内を回って、前との差を詰めて、最後の直線では2頭を射程に入れた位置。残り350mくらいからはエタリオウとの追い比べになったが、最後の1Fでぐんと伸びて結果的にエタリオウには2馬身ほど先着してゴールした。
時計は6F79.8〜5F65.7〜4F51.3〜3F37.0〜1F11.8秒。しっかりと負荷をかけたという意味では休み明けとしては万全に近い状態といってよいと思うが、追い切り直後のテンションは高め。これだけの時計を出したのだから当然ではあるが、残りの日程をどんな調整をしてくるか注目してみたい。
(取材・文:井内利彰)