5日、札幌競馬場で行われた赤レンガ記念(3歳上、ダート1700m、1着賞金200万円)は、山口竜一騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝160円)ジンクライシス(牡5、北海道・堂山芳則厩舎)が、道中好位追走から直線楽に抜け出し、5番人気タイギャラントに1.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分48秒0(良)。さらに6馬身差の3着には2番人気バンケーティングが入った。
勝ったジンクライシスは、父Subordination、母デアリングヴァース(その父Opening Verse)という血統の米国産馬。03年11月に美浦・土田稔厩舎からデビューし、2戦目で初勝利。その後は3着以下のない堅実なレースぶりで3勝を挙げ、3歳馬ながら挑戦した04年ジャパンCダート(GI)でも3着に好走した。しかし05年以降は勝ち切れないレースが続き、前走06年マーチS(GIII)は10着。今回が北海道・堂山芳則厩舎への移籍後初のレースだった。通算成績20戦5勝(うち地方1戦1勝、重賞1勝)。