休み明けだった前走よりも確実に上昇しているファインニードル(撮影:井内利彰)
前走シルクロードSで重賞2勝目を挙げたファインニードル(栗東・高橋義忠厩舎)。前走後は一旦放牧へ出されて、2月27日にミッドウェイFから栗東へ帰厩。3月に入ってから順調に追い切りを重ねており、今朝15日は高松宮記念(3月25日・中京芝1200m)に向けた1週前追い切りを行っている。
1回目のハローが終了した時間帯のCWコースに川田将雅騎手が跨って入場。マイハートビートとの併せ馬だったが、6F標識で2馬身ちょっと追走する形。これまでは折り合いを懸念してCWでの追い切りは控えられていたようだが、前回の最終追い同様、道中の折り合いは全く問題ない。
4コーナーから最後の直線へ向くあたりで、きっちりと差を詰めていき、ラスト1F手前で仕掛けられると楽に交わして前に出た。時計は6F77.9〜5F63.7〜4F49.9〜3F37.0〜1F12.0秒。この時間帯はある程度時計が出やすい馬場だったが、それを考慮したとしても素晴らしく速くて中身が濃い。
休み明けだった前走よりも確実に上昇しているし、今年は追い切るごとに馬の状態がパワーアップしている印象。スプリンターズSでは12着に終わっているが、今回のG1挑戦は当時と全く違う結果が期待できそうだ。
(取材・文:井内利彰)