JRA史上初となる親子4騎手競演を果たした木幡ファミリー(左から長男・木幡初也、父・木幡初広、次男・木幡巧也、三男・木幡育也)=17年4月1日・中山競馬場
JRA現役最年長ジョッキーの木幡初広騎手(52)=美浦・杉浦=が、31日付で引退することが29日、JRAを通じて発表された。今後は美浦・杉浦厩舎で調教助手になる。
福島県原町市(現・南相馬市)出身。JRA馬事公苑で養成された最後の世代として、84年に美浦・稲葉隆一厩舎からデビュー。97年新潟記念(
パルブライト)、01年デイリー杯クイーンC(
サクセスストレイン)など重賞8勝を含むJRA通算784勝。06年ダービー
グランプリ(盛岡)を
マンオブパーサーで制し、交流G1初制覇を果たした。長男・初也、次男・巧也、三男・育也はいずれもJRA騎手となっている。
今週末の騎乗予定はなく、24日の中山10R・春風S(
プレシャスエース=5着)が最後の騎乗となった。「34年間の騎手生活は、やり切ったという思いがします。今後は自分が勝てなかった(中央の)G1を、子どもたちに勝ってほしい」とコメントした。