6月2日にイギリス・エプソム競馬場で行われる英ダービー(G1・芝2400m)で、ブックメーカー各社が1番人気としている3戦無敗のディープインパクト産駒サクソンウォリアー(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)は、5月5日にニューマーケット競馬場で行われる英2000ギニー(G1・芝1600m)への直行が最有力。4月14日にアイルランド・レパーズタウン競馬場で行われる愛2000ギニートライアル(芝1600m)を挟む可能性もオブライエン師は示唆している。同馬は英2000ギニーでも1番人気となっている。

　また、今年の英2000ギニーはアメリカのチャーチルダウンズで行われるケンタッキー・ダービー(G1・ダ2000m)と同日の開催で、3月31日にドバイのメイダン競馬場で行われたUAEダービー(G2・ダート1900m)を18馬身半もの大差で圧勝したメンデルスゾーン(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)の選択肢にも同レースが挙げられている。その場合、サクソンウォリアーとメンデルスゾーン両馬の主戦を務めるR.ムーア騎手は、双方大きな勝利のチャンスだけにジレンマを抱えることになるだろうと英紙レーシング・ポストは報じている。