16番人気の評価を覆して勝利したヤマニンリュシオル(撮影:下野雄規)
28日、東京1Rの3歳未勝利戦(ダート1600m・牝馬限定・16頭)は、伊藤工真騎手騎乗のヤマニンリュシオル(牝3、美浦・蛯名利弘厩舎)がゴール前での叩き合いを制した。勝ちタイムは1分40秒3(稍重)。
ヤマニンリュシオルは単勝398.3倍の16番人気。2着には2番人気シネマソングス、3着には7番人気ジャンティエスが入り、3連単は1002万8900円の高額配当となった。
ヤマニンリュシオルの血統は父キャプテントゥーレ、母ヤマニンマドレーヌ(その父トウカイテイオー)。伯母に2003年の阪神ジュベナイルFを勝ったヤマニンシュクルがいる。デビュー戦となった前走の3歳未勝利戦(福島ダート1700m)は勝ち馬から3秒1差の12着に敗れていたが、2戦目の今回で一変の激走を見せた。
また、伊藤工真騎手の“単勝3万馬券”は、単勝397.4倍のヤマニンウイスカーで勝った2012年のキャピタルS以来。“ヤマニン×伊藤工真”のコンビが、6年ぶりに大波乱を巻き起こした。