11日、中京競馬場で行われたCBC賞(GIII・芝1200m)は、池添謙一騎手騎乗の4番人気シーイズトウショウ(牝6、栗東・鶴留明雄厩舎)が道中は好位を追走、直線外から末脚を伸ばし、ゴール前で一旦抜け出した2番人気ワイルドシャウトを1馬身差し切った。勝ちタイムは1分09秒0(稍重)。さらにクビ差の3着には大外から追い込んだ5番人気リミットレスビッドが入り、1番人気に支持されたアグネスラズベリは8着に敗れた。
勝ったシーイズトウショウは、父サクラバクシンオー、母ジェーントウショウ(その父トウショウフリート)という血統。伯母に91年桜花賞(GI)を制したシスタートウショウ、伯父に98年北九州記念(GIII)を制したトウショウオリオンがいる。02年8月にデビュー。02年阪神ジュベナイルF(GI)4着、03年桜花賞(GI)2着など堅実な走りを見せたが勝ち星に恵まれず、14戦目の03年CBC賞(GII)で2勝目を挙げた。その後も04、05年函館スプリントS(GIII)連覇、今年の高松宮記念(GI)3着など、芝スプリント路線では一線級の活躍を見せている。今回の勝利を含め、勝ち星は全て芝1200mで挙げている。通算成績32戦6勝(重賞4勝)。
鞍上の池添謙一騎手はタガノバスティーユで制したファルコンS(GIII)に続く今年の重賞3勝目で通算20勝目、管理する鶴留明雄調教師はスイープトウショウで制した05年エリザベス女王杯(GI)以来の重賞制覇で通算27勝目となった。