きっちり速い時計をマークしたファインニードル(撮影:井内利彰)
高松宮記念で初GI制覇を果たした後、香港で行われたチェアマンズスプリントプライズでは4着に終わっている
ファインニードル(栗東・高橋義忠厩舎)。今秋は
セントウルS(9月9日・阪神芝1200m)の出走を予定しており、今朝29日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
2回目のハローが終了した時間帯の坂路馬場で
ララベスラーナとの併せ馬。2馬身ほど後ろから追いかけていき、残り2F地点で追いつくような形だったが、まずこの時点で併せ馬がいた方とは逆(進行方向右)へよれていく。そこから態勢を立て直して、再び併せ馬へと持っていくが、ゴール前でもう一度、同じようによれる。
併せ馬自体はほぼ同入のような形だったし、時計も4F51.7〜3F37.6〜2F25.0〜1F13.1秒ときっちり速い。ただ、見た目によれていた動きは見映えとして良くないし、ラップ自体も最後はもう一杯といった感じ。昨年は北九州記念5着から巻き返したレースだが、今年はローテーションも立場も違っていて、簡単に連覇とは言えない状況ではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)