03年エンプレス杯(交流GII)など重賞6勝を挙げ、7月5日に川崎競馬場で行われるスパーキングレディーC(交流GIII)に向け調整中だったジーナフォンテン(牝8、船橋・熊坂光広厩舎)が、現役を引退することとなった。今後は生まれ故郷の登別上水牧場で繁殖生活に入る。
同馬は父ベストタイアップ、母ジュピターガール(その父パークリージェント)という血統。半弟に05年東京オータムジャンプ(JGIII)を制したバローネフォンテン(父オペラハウス)がいる。00年7月に上山・小國忍厩舎からデビュー。重賞2勝を含む8戦5勝の成績を残し、02年1月に船橋・山浦武厩舎に移籍。02年スパーキングレディーCで交流重賞初制覇を果たした。翌03年、川崎記念(交流GI)で3着に好走し、続くエンプレス杯を快勝。その後も重賞路線で堅実な走りを続けた。04年5月に美浦・戸田博文厩舎に転厩し、中央馬として3戦を走ったが結果を残せず、再び船橋に復帰。05年報知グランプリC、TCKディスタフ(共に南関東G3)を制するなど力走を続け、前走のマリーンC(交流GIII)も2着に好走するなど、交流・南関東重賞の常連として息の長い活躍を見せていた。通算成績38戦13勝(うちJRA・5戦0勝、重賞6勝)。