併せ馬にはやや遅れたがいいラップを刻めているインカンテーション(写真奥、撮影:井内利彰)
前走プロキオンSはダートでは初めての距離(中京1400m)でも2着は確保したインカンテーション(栗東・羽月友彦厩舎)。前走後は早々に武蔵野S(11月10日・東京ダート1600m)に照準を定めて、ここまで調整を進めてきた。
今朝24日はレースに向けた2週前追い切り。CWコースでキングラディウスを追いかける流れだったが、6F標識を通過したところから速いラップを刻み、少しずつ加速しながら、3コーナーから4コーナーを抜けていく。
最後の直線は内から前に並びかけようとするが、相手の手応えにも余裕があり、簡単には並べない。なんとか並んで、交わそうとしたところがゴールで、同入かやや遅れという状態でフィニッシュしたように見えた。
時計は6F81.1〜5F66.6〜4F52.6〜3F38.8〜1F12.8秒。前走あたりから道中から長くいいラップを刻むというパターンの動きになっているので、そういった意味では変わりなく順調。これに伴って、併せ馬でも派手に先着することはなくなっているだけに、これで十分だろう。
(取材・文:井内利彰)