マイルCSの重要な前哨戦として位置づけられて、優勝馬には同レースの優先出走権が与えられるレース。
ただし、過去10年間でスワンSとマイルCSを連勝した馬はなく、スワンSを
ステップにマイルCSで連対を果たした馬も2010年の勝馬
エーシンフォワード含め5頭のみ。むしろ、関連性で言えば春の安田記念出走馬の方が成績が良い。過去10年間で1〜3番人気の成績は7勝2着3回3着3回。GI級の馬はともかく、秋に使っている馬がやや有利なレースだ。
本命は◎
モズアスコット。安田記念は出走メンバー中最速の上がりタイムで重賞初制覇を飾ったが、春のマイラーズCは先行策から器用な立ち回りを見せてレコード決着の2着。早い時計の決着にも十分に対応した。今回は前哨戦なりの競馬をするだろうが、それでもデビューしてすべて4着以内という堅実性は評価できる。
もう1頭のGI勝馬○
レーヌミノルは、昨年のマイルCS4着馬。やや時計がかかる条件下で桜花賞に勝っているものの、1400mも重賞競走を3走して2着2回と守備範囲。背負いなれた54キロの斤量でもあり、改めて注目したい。
追い込み鋭い△
デアレガーロ、先行力を身に付けた△
ロードクエストも紙一重だが、穴馬として注目したいのは▲
ベステンダンク。昨年はコンマ7秒差11着だが、その後の障害出走が功を奏して一皮向けた印象だ。この馬の先行力は侮れない。