入念に調整してきた成果が表れているインカンテーション(写真手前、撮影:井内利彰)
前走プロキオンSは2着だったインカンテーション(栗東・羽月友彦厩舎)。秋は武蔵野S(11月10日・東京ダート1600m)と早々に照準を定めている。今朝31日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番の混雑した時間帯から、少し時間の経ったCWコースへスズカチャンプとともに入場。これを追いかける形だったが、前半からラップは遅め。久しぶりでもムキに走るようなところはなく、スムーズに追走して4コーナーでは外を回る。
じわじわと前に追いついて、最後も少しだけ前に出るような形でフィニッシュ。時計は6F88.6〜5F70.7〜4F54.2〜3F39.2〜1F11.9秒と全体的には地味な数字となったが、走りに余裕がある点がなによりいい。
9月25日に栗東へ戻ってきて、ここまで入念に調整。その成果がこの動きに表れていると思えるだけに、連闘へ向けては視界良好といったところだろう。
(取材・文:井内利彰)