現地時間8日、英・サンダウン競馬場で行われたエクリプスS(英G1・芝10f)は、J.スペンサー騎手騎乗の2番人気デヴィッドジュニア David Junior(牡4、英・B.ミーハン厩舎)が道中は最後方に待機し、直線で馬群の外から追い込み先頭に立つと、内から伸びた5番人気ノットナウケイト Notnowcatoに1.1/2馬身をつけて優勝した。勝ちタイムは2分07秒31(良)。さらにクビ差の3着には4番人気ブルーマンデー Blue Mondayが入り、K.ファロン騎手からA.ムンロ騎手に乗り替わった3番人気オージールールズ Aussie Rulesは4着、1番人気に支持されたウィジャボード Ouija Boardは5着に敗れた。
勝ったデヴィッドジュニアは、父Pleasant Tap、母Paradise River(その父Irish River)という血統の米国産馬。伯父に94年アーリントンミリオンなど米G1・4勝を挙げ、種牡馬として日本に輸入されたパラダイスクリーク(父Irish River)、01年マンハッタンH(米G1)を制したフォービドゥンアップル Forbidden Apple(父Pleasant Colony)がいる。04年9月にデビューし、2戦目で初勝利。05年セレクトS(英G3)で重賞初制覇を飾ると、続く英チャンピオンS(英G1)でG1初制覇を果たし、さらに今年初戦のドバイデューティフリー(首G1)も快勝した。重賞3連勝で臨んだ前走のプリンスオブウェールズS(英G1)では1番人気に支持されたものの4着に敗れていた。通算成績12戦7勝(G1・3勝)。
鞍上のJ.スペンサー騎手、管理するB.ミーハン調教師共に同レース初制覇となった。