9日、福島競馬場で行われたサマー2000シリーズ第1戦、七夕賞(GIII・芝2000m)は、武豊騎手騎乗の3番人気メイショウカイドウ(牡7、栗東・坂口正大厩舎)が道中先団追走から、直線内で粘り込みを図る1番人気コンゴウリキシオーをゴール前で捕らえ、1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分59秒3(良)。さらに1.3/4馬身差の3着には2番人気グラスボンバーが入った。
勝ったメイショウカイドウは父スキャン、母はJRA・4勝のキンセングローリー(その父ヒッタイトグローリー)という血統。04年小倉記念(GIII)で重賞初制覇を果たすと、翌05年の小倉大賞典、北九州記念、小倉記念(全てGIII)を制し、27年ぶり史上4頭目の小倉平地重賞完全制覇を果たした。今年初戦の小倉大賞典は3着に敗れ、前走の佐賀記念(交流GIII-5着)後は休養に入っていた。通算成績40戦11勝(地方2戦1勝、重賞5勝)。
鞍上の武豊騎手はディープインパクトで制した宝塚記念(GI)に続くJRA重賞制覇で今年12勝目(通算229勝)。管理する坂口正大調教師はメイショウカイドウで制した05年小倉記念以来のJRA重賞制覇で、通算26勝目となった。
同馬は今年から創設されたサマー2000シリーズの第1戦を制したことで10ポイントを獲得。シリーズ第2戦の函館記念(GIII・芝2000m)は、23日に函館競馬場で行われる。