10日、北海道・苫小牧のノーザンホースパークで行われたJRHAセレクトセールの初日に、170頭(5頭が欠場)の1歳馬が上場され、109頭が落札された。
最高価格は、上場番号60番・昨年の三冠馬ディープインパクトの甥、ヴェイルオブアヴァロンの2005(父Pivotal)。多田信尊氏が2億500万円で落札した。その他では、“フサイチ”の冠名で知られる関口房朗氏が、上場番号102番・シルクプリマドンナの2005(父ダンスインザダーク)を1億2000万円、上場番号99番・リアリーライジングの2005(父Awesome Again)を1億円で落札した。初日に1億円を超える金額で落札されたのは以上の3頭だった。
ディープインパクトの馬主である金子真人ホールディングス(株)が、こちらもディープインパクトの甥にあたるライクザウインドの2005(父シンボリクリスエス)を9500万円で落札。シーチャリオット(南関東二冠馬)などで知られるダーレー・ジャパン(株)が、サクラバクシンオー産駒としては史上最高値となる9600万円でマイケイティーズの2005(半兄に弥生賞など重賞3勝のアドマイヤムーン)を落札した。1億円の大台には届かなかったものの、評判馬や良血馬には高額の値段が付けられていた。
11・12日は当歳馬316頭が上場される予定。トゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯-GI)の2006(牝・No271)、ノースフライト(マイルCSなどGI・2勝)の2006(牝・No275)など、キングカメハメハ産駒に良血馬が揃っている。初日に目立ったシンボリクリスエス産駒も26頭が上場される予定だ。