坂路で乗り込まれるカヴァレリッツォ(カメラ・高橋 由二)
◆第60回デイリー杯2歳S・G2(11月15日、京都競馬場・芝1600メートル)=11月11日、栗東トレセン
キャリア2戦目で重賞初制覇を狙う。
カヴァレリッツォ(牡2歳、栗東・吉岡辰弥厩舎、父
サートゥルナーリア)のデビュー戦は圧巻の勝利だった。8月31日の中京芝1600メートルだ。6、7番手で直線を迎えた。前の2頭の間をこじ開けるようにすり抜けると、上がり3ハロン最速34秒0の脚で突き抜け、5馬身差のV。吉岡調教師は「まだ子供っぽいところが見えるなかでのデビューでしたが、狭いところを抜けて追ってからの反応も良かったです」と振り返った。
前走後は放牧に出されたが、中間はトラブルもなく予定通りに調教を積めている。「1回使ったことで集中力が出てきました。
スピードもあり、うまくためて瞬発力のあるいい脚を使う馬。京都外回りは条件的にいい気がします」とトレーナー。前走以上のパフォーマンスが見込めそうだ。