13日、大井競馬場で行われた2R・2歳新馬(ダート1000m)は、内田博幸騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝140円)スオウイノベート(牡2、大井・庄子連兵厩舎)が好位追走から直線で抜け出すと、4番人気アポロスナイパーをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分02秒5(良)。この勝利が06年新種牡馬ダイタクリーヴァ産駒の初勝利となった。
勝ったスオウイノベートは父ダイタクリーヴァ、母シャンクオリティ(その父モガミ)という血統。半兄に02年ハイセイコー記念(南関東G2)を制したスオウライデン(父ワカオライデン)がいる。
新種牡馬のダイタクリーヴァは、父フジキセキ、母スプリングネヴァー(その父サクラユタカオー)という血統。半弟に03年阪神大賞典(GII)などJRA重賞3勝を挙げたダイタクバートラム(父ダンスインザダーク)、伯父に91、92年マイルCS(GI)を連覇したダイタクヘリオスがいる。99年11月のデビュー戦を制し、年が明けて00年シンザン記念(GIII)、スプリングS(GII)と連勝。皐月賞(GI)では1番人気に支持されたものの2着に敗退した。続く日本ダービー(GI)は12着と大敗し、以後は短中距離路線を歩んだ。01年、02年京都金杯(GIII)を連覇するなど活躍を見せたが、GIタイトルには手が届かないまま、02年安田記念(GI-17着)を最後に現役を引退した。通算成績19戦7勝(重賞5勝)。現在は日高軽種馬農協門別種馬場にて供用されており、初年度は42頭に種付けを行っている。