【地方競馬】東京ダービー馬インサイドザパークが引退 林正人師「いい夢を見せてくれてありがとうございました」

2018年11月21日 12:00

2013年の東京ダービー馬インサイドザパークが引退(撮影:高橋華代子)

 2013年の東京ダービー馬インサイドザパーク(船橋・林正人厩舎)が引退することになった。1年5か月半ぶりの復帰に向け厩舎で調整中だったが、左前第1指骨骨折を発症した。

 インサイドザパークは2012年6月に船橋競馬場でデビューし、その年の鎌倉記念と平和賞を制覇。翌年の東京ダービーも左海誠二騎手とコンビを組み、この馬特有の沈み込むフットワークで、豪快に差し切った。その後のジャパンダートダービーは地方馬最先着の4着となり、NARグランプリ3歳最優秀牡馬を獲得。

 父がタイムパラドックス、母がマチカネホシシロキ、母父はサッカーボーイという血統の8歳牡馬。生涯成績は42戦5勝2着3回3着4回(重賞3勝)。

「インサイドには教えてもらったことがたくさんありました。競走馬には怪我や病気などもいろいろありますが頑張ってくれました。この馬特有の沈み込んで走る姿をもう一度見たかったですし、応援してくださっている皆さんにも見せたかったです。言葉には言い表せないくらいに特別な存在です。いい夢を見せてくれてありがとうございました。お疲れ様でした」(林調教師)

 今後は茨城県の牧場でしばらく静養した後に山口ステーブル(浦河)へ移動する予定だ。

「ウチで功労馬として余生を過ごすことになりますが、これだけウチに貢献してくれた馬なので、できれば仔馬を作ってあげたいと考えています」(山口裕介オーナー)

(取材・文:高橋華代子)

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