東京スポーツ杯2歳Sはニシノデイジーがハナ差でV(撮影:下野雄規)
28日に中山競馬場で行われるホープフルS(2歳・牡牝・芝2000m)の参考レース解説。11月17日、東京競馬場で行われた東京スポーツ杯2歳S(2歳・GIII・芝1800m)をプレイ
バックする。
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ニシノデイジー重賞2連勝
トーラスジェミニがハナを奪い、序盤はゆったり流れたが中盤からペースアップ。1番人気の
ルヴォルグは出遅れて最後方のまま直線を向く。残り200mで抜け出しそうとする
カテドラルを
ニシノデイジーと
ヴァンドギャルドが外から交わし、さらにその外から
アガラス、
ヴェロックスも猛追。ゴール前は4頭が横に広がっての争いになるが、最内の
ニシノデイジーがハナ差で1着。2着は
アガラス、3着には
ヴァンドギャルドが入った。勝ちタイムは1:46.6(良)。
勝った
ニシノデイジーは、札幌2歳Sを勝って2か月半の休養明け。スタートはいまひとつで中団から。道中は気負いも見られたが、なだめられて内目を追走する。直線ではなかなか前が開かなかったが、残り300m過ぎてスペースができると、そこから伸びた。4頭の大接戦を制し重賞連勝、芝1800mも3連勝となった。
3着
ヴァンドギャルドは、9月の新馬勝ち(阪神芝1600m)から中7週。中団後方を進み、直線は外に持ち出されてスパート。一旦は先頭に立つも、最後に
ニシノデイジーと
アガラスに交わされた。それでも2頭とはハナ+アナマ差で
ニシノデイジーとは同じ上がりだから、力負けではない。
10着の
ハクサンタイヨウは、同舞台のアイビーS(9着)から中3週。1番枠からスタートを決めハナに立つもすぐに譲って好位。直線は最内を突こうとするが前が開かず、伸びきれぬまま差し馬勢に一気に来られて万事休す。
【ホープフルS出走馬】
1着
ニシノデイジー3着
ヴァンドギャルド10着
ハクサンタイヨウ