迫力ある動きみせたダノンスマッシュ(撮影:井内利彰)
京阪杯で重賞初制覇となった
ダノンスマッシュ(栗東・安田隆行厩舎)。今朝17日は今年の始動となる
シルクロードS(1月27日・京都芝1200m)に向けた1週前追い切りを行っている。
2回目のハローが終了した時間帯の坂路馬場で北村友一騎手を背に登坂。前方には
ブラックジルベルトが走っていたが、1秒以上前におり、通常なら追いつきそうにない位置だった。
道中もその差を大きく詰めることはなかったし、相手も軽快な
スピードで登坂。後半に入った頃には追いつくのかな? という感じだったが、凄かったのが、ラスト300mくらいの地点から。
ギアを上げると前との差はグンと詰まっていき、馬体を並べかけたところで鞍上で仕掛けると更に
ギアチェンジ。まだまだギアが上がりそうな走りだったが、すでに前を交わしていたので、最後は馬なりでゴールする感じだった。
時計は4F49.9〜3F36.2〜2F23.9〜1F12.2秒。自己ベストを大幅に更新する数字だったが、それ以上に迫力満点の動きが本当に半端ない。3歳時よりも
パワーアップした走りがレースでどんなパフォーマンスを見せてくれるか、今から楽しみで仕方ない。
(取材・文:井内利彰)