17日に東京競馬場で行われるフェブラリーS(4歳上・GI・ダ1600m)について種牡馬・血統別に検証していく。
過去10年で最多となる7回の馬券絡みはゴールドアリュールが断然。2回馬券に絡んでいるのが、トワイニング、Tapit、シンボリクリスエス、Majestic Warrior、キングカメハメハ、ブライアンズタイム、シニスターミニスター、カリズマティック。
ただし、トワイニングの3回の出走はすべてノンコノユメ、Tapitの3回の出走はすべてテスタマッタによるもの。Majestic Warriorにいたっては5回の出走すべてがベストウォーリアによるもの。息の長いダート路線のこと、複数頭で複数回の馬券圏内に入ったのは今年の出走馬の父に関して言えば、ゴールドアリュール、キングカメハメハのみ。
ゴールドアリュール産駒は4-3-0-12で複勝回収率269%。回収率は14年に16番人気で優勝したコパノリッキーに引き上げられている部分が大きいが、これを含めないでカウントしても複勝回収率は100%と高い。過去に馬券に絡んだゴールドアリュール産駒は、10年12年のエスポワールシチー(1着、2着)、12年のシルクフォーチュン(2着)、14年15年のコパノリッキー(1着、1着)、17年18年のゴールドドリーム(1着、2着)。
今年はゴールドドリームとサンライズノヴァが出走。オメガパフュームは母父がゴールドアリュールだ。
その他では、Tapit、Majestic Warrior、シニスターミニスターとエーピーインディ系の種牡馬産駒の活躍が目立つ。Tapit産駒のテスタマッタ、Majestic Warrior産駒のベストウォーリア、シニスターミニスター産駒のインカンテーションは全て3番人気以下で計6回の馬券絡み。うち5回は5番人気以下だった。人気薄のエーピーインディ系には十分な注意を払いたい。
今年はクインズサターンが該当する。