クライテリオンらを輩出した豪州トップサイヤー、セブリングが急死

2019年02月25日 11:30

 豪州ニューサウスウェールズ州のウィデンスタッドで供用されていたトップサイヤーのセブリング(父モアザンレディ)が、23日(土曜日)、心臓発作のため急死した。享年13歳だった。

 07年のマジックミリオンセールにて13万豪ドル(当時のレートで約1210万円)で購買され、G・ウォーターハウス厩舎に入ったのがセブリングだ。2歳時に6戦し、G1ゴールデンスリッパーS(芝1200m)、G1サイヤーズプロデュースS(芝1400m)という2つのG1を含む5勝をあげ、2歳牡馬チャンピオンに選出されている。

 2歳時に、自身の購買価格の20倍近い253万7千豪ドルの賞金を収得したものの、故障のため3歳以降は1戦もすることなく、09年にウィデンスタッドで種牡馬入り。

 10年に誕生した初年度産駒から、G1ランドウィックギニーズ(芝1600m)、G1オールエイジドS(芝1400m)など5つのG1を制したディシデントや、G1オーストラリアンダービー(芝2400m)、G1クイーンエリザベスS(芝2000m)など4つのG1を制したクライテリオンらが出現。

 その後も、G1シュウェップスオークス(芝2010m)やG1クイーンランドオークス(芝2200m)を制したエッグタルト、香港でG1チェアマンズスプリントプライズ(芝1200m)を制したラッキーバブルズ、今季のG1サウザンドギニーズ(芝1600m)勝ち馬アンフィトリテらを送り出していた。

(文:合田直弘)

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