13日、小倉競馬場で行われたサマースプリントシリーズ第3戦・北九州記念(GIII、芝1200m)は、角田晃一騎手騎乗の11番人気コスモフォーチュン(牝4、栗東・宮徹厩舎)がスタートから先手を奪うと、中団から追い上げた4番人気ゴールデンキャストに1.3/4馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分08秒0(良)。さらにクビ差の3着には2番人気ホーマンテキーラが入った。
勝ったコスモフォーチュンは父マイネルラヴ、母グレースマリヤ(その父グルームダンサー)という血統。叔父に04年若草S(OP)などJRA・3勝を挙げたマイネルベナードがいる。03年北海道市場セプテンバーセールにて200万円で落札されている。04年7月にデビューし、3戦目で初勝利。小倉2歳S(GIII)3着に入る実績があったが、その後は条件戦で着実に成績を上げていき、前走の疾風特別(新潟・芝1000m)で4勝目を挙げていた。通算成績19戦5勝(重賞1勝)。
鞍上の角田晃一騎手は、96年のマジックキス以来10年ぶりの北九州記念制覇で同レース3勝目。JRA重賞制覇は、スイープトウショウで制した03年ファンタジーS(GIII)以来の勝利で、通算では32勝目。管理する宮徹調教師はマイネルブライアンで制した00年シリウスS(GIII)以来5年10か月ぶりとなる重賞勝利で、通算では4勝目となった。