3月24日に中京競馬場で行われる高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)について種牡馬別に検証していく。なお、コース改修後の2012年以降を集計対象とする。
過去7年で最多となる4回の馬券絡みはアドマイヤムーンとキングカメハメハ。次点で2回のダイワメジャーとディープインパクトが続く。
アドマイヤムーン産駒は延べ8頭が出走して「2-1-1-4」複勝率50.0%、複勝回収率273%となっており、18年ファインニードル、17年セイウンコウセイと高松宮記念を目下2連覇中。また、勝利こそ掴めなかったもののハクサンムーンも2013〜2016年まで毎年参戦し「0-1-1-2」、そのキャラクターも相俟って存在感を示していた。
今年はセイウンコウセイ、フミノムーンの2頭が参戦を予定しているが、どちらも人気薄となりそうなので、穴で一考する価値があるかもしれない。
キングカメハメハ産駒は延べ9頭が出走しているが、馬券に絡んだのはレッツゴードンキ「0-2-0-1」とロードカナロア「1-0-1-0」の2頭のみ。同産駒からは今年4度目の挑戦となるレッツゴードンキが出走予定。また、今年人気の中心を担うであろうダノンスマッシュは、孫世代のロードカナロア産駒ということで高松宮記念父子制覇が掛かっている。
外国産馬のモズスーパーフレア(父Speightstown)、ミスターメロディ(父Scat Daddy)の4歳馬2頭も注目の存在。特にストームキャット系の4歳牡馬は、16年アクティブミノル(16番人気4着)、14年エーシントップ(15番人気4着)と二桁人気で激走しており、ミスターメロディも要チェックだ。