かつては東上最終便と言われたレースで、仕上がりが遅れた関西馬がこのレースで賞金を加算してクラシックへと向かう傾向が強かったが近年では春のクラシックを占う重要な1戦。過去10年だけでも
アルアイン(皐月賞)、
キズナ(ダービー)、
ダノンシャンティ(NHKマイルC)がこのレースを勝利し、その後春のGIレースを制している。
1〜3番人気は8勝2着5回3着7回。1番人気は5勝2着1回3着2回と勝率5割、複勝率8割は威張れる数字だ。
人気の中心は◎
ヴァンドギャルドか。好メンバーが揃った東京スポーツ杯2歳Sは勝ち馬と同タイム3着。フランスの重賞勝ち馬を母に持つディープインパクト産駒で、将来を期待される存在となった。ホープフルSはレース中に不利を被り、きさらぎ賞も伸びを欠いたものの、前走後はこのレースを目標に短期放牧をはさんで調整されており、新馬戦を快勝した阪神コースで今度こそ賞金を加算しておきたいところだ。
巻き返しを狙う
ロードカナロア産駒2騎が相手になりそうだ。○
アントリューズはシンザン記念の1番人気。勝負どころでスムーズな位置が取れずに力を出し切れなかった。末脚の確かさは昨年10月の未勝利戦、11月のベゴニア賞で実証済み。改めて期待。
新潟2歳Sの覇者▲
ケイデンスコールは朝日杯で見せ場も作れなかった。久しぶりの競馬が影響したのか、右回りに課題が残るのかは判断に迷うところだが、距離延長は血統的には問題なさそう。クラシックに向けてメドを立てておきたいところだ。
先行力のある△
ランスオブプラーナ、シンザン記念2着
マイネルフラップも差はなく、混戦模様だ。