デビュー戦を勝利で飾ったカフェラバー(右)(カメラ・荒牧 徹)
11月24日の東京7R・2歳新馬(芝1400メートル=14頭立て)は、3番人気の
カフェラバー(牝、美浦・和田正一郎厩舎、父
モーリス)が、デビュー戦を白星で飾った。12年の牝馬3冠など国内外のG1・7勝を上げた
ジェンティルドンナを祖母に持つ血統馬。勝ち時計は1分22秒8(良)。
スタートはひと息だったが、すぐに追い上げて好位5番手へ。手応え良く直線を向くと、外から鋭く脚を伸ばして、2着の
ペアレンツギフトに2馬身半差をつけた。
プーシャン騎手は「体は小さいですけど、ハートがすごく強くて勝負根性がある馬。ゲート自体は出るのは遅かったですけど、二の脚の部分のアクションが良かったので、あの位置になりました。あとはペースが落ちて道中は楽だったので、直線で前を射程圏に入れていい脚を使ってくれました。いい馬だと思いますし、ここからの成長がすごく楽しみだと思います」と、明るい笑顔で振り返った。
和田正調教師は「ちょっとゲートは想定内でしたけど、少し遅かったです。うまくジョッキーがリカバーしてくれて、馬自身は前向きに反応してくれてよかったです。態勢が整ってからは、いい位置を取って、最後もしっかり脚を使ってくれました。(距離は)1400前後から1600メートルまでと思います。
スピードを生かしていけたら」と、満足げにうなずいた。