【ダービー卿CT】パワーが売りの種牡馬が活躍、ディープは不振/データ分析(血統・種牡馬編)

2019年03月28日 22:30

ダービー卿CT 中山競馬場過去10回

 30日に中山競馬場で行われるダービー卿CT(4歳上・GIII・芝1600m)について種牡馬別に検証していく。なお、阪神競馬場で開催された2011年は除く。

 今年はいずれの種牡馬の産駒も出走しないが、過去10年で最多となる3回の馬券絡みはダイワメジャー。次点で2回のEncosta De Lagoとムタファーウエクが続く。また、過去の優勝馬の父にはハービンジャー(今年はヒーズインラブが連覇を懸け出走)、フレンチデピュティ、ゴールドアリュール、ゴールドヘイローらがおり総じてパワーが売りという印象。2着2回のマイネルファルケの父ムタファーウエクは15年優勝馬モーリスの曾祖父であるSilver Hawkの産駒だ。

 Encosta De Lago産駒の成績は、いずれも豪州産馬キャンベルジュニア「0-2-0-1」によるもの。Encosta De LagoはヴィックヘルスC(豪G1・芝1400m)1着など、オーストラリアの短距離で活躍した馬で、10年スプリンターズSを制したウルトラファンタジーも同産駒。

 豪州産馬といえばオセアニアボスも13年14番人気4着、12年10番人気2着と、二桁人気ながらダービー卿CTでは気を吐いていた。今年も狙い澄ましたかのように豪州産馬のフィアーノロマーノが出走するので注意したい。

 一方、不振傾向にあるのがディープインパクト産駒で、延べ13頭が出走して「0-0-1-12」複勝率7.7%、複勝回収率12%という成績。昨年もグレーターロンドンが1番人気で5着に敗れていたことは記憶に新しい。

 今年もエイシンティンクル、カツジ、ギベオン、プリモシーンと人気を集めそうな馬が多いだけに結果が気になるところだ。特にプリモシーンは母がオーストラリアでG1を4勝しているモシーンなので、どちらに転ぶか興味深い。

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