ヴィクトリアマイルの前哨戦として重要な位置づけにあるレースで、最大の特徴は翌日に行われる桜花賞と同じ外回りコースを使用すること。過去10年でこのレースをステップにヴィクトリアマイルへと挑んだ馬は4勝2着4回3着3回。別定戦でもあり、強い馬に有利な設定となっているが、1〜3番人気馬は5勝2着5回3着3回とやや苦戦傾向。2012年には11番人気のクィーンズバーンが勝利するなど、7番人気以下も3勝をあげている。
とはいえ、◎ラッキーライラックは阪神ジュベナイルフィリーズ、チューリップ賞に勝って桜花賞2着。阪神競馬場芝1600mコースの実績は最右翼だ。中山記念で牡馬の一線級を相手に2着していることからも、ここは負けられない1戦だ。
ローズステークス、フラワーカップに勝ち、秋華賞3着○カンタービレも4歳牝馬世代では力量上位だ。2000m以下では6戦して3勝2着2回3着1回。今回は約5か月ぶりの1戦となるが、アーモンドアイ世代の重賞2勝馬として、マイル戦でもしっかりと結果を残したいところだ。
先行力を武器に、秋華賞2着▲ミッキーチャームも圏内だ。中山牝馬Sは外枠から先行したものの、折り合いを欠くなど、自分の競馬がまったく出来なかった。マイルの流れに適応できるかどうかがポイントだが、ハナにはこだわらないタイプなので早い流れを味方に出来れば重賞初勝利も見えてくる。
阪神コースの外回りで決め手を生かしたい△レッドオルガ、△サトノワルキューレ、△ワントゥワン、△ミエノサクシードらは展開利を生かしたい。