【皐月賞】アドマイヤマーズ主役譲らない 最優秀2歳牡馬の底力見せマース!

2019年04月09日 06:02

無敗馬同士の対決に割って入る2歳王者アドマイヤマーズ

 「皐月賞・G1」(14日、中山)

 東西の無敗馬対決ムードに割って入るのは、JRA賞・最優秀2歳牡馬アドマイヤマーズだ。前走の共同通信杯で2着に敗れ、デビューからの連勝は4でストップしたが、その絶対的能力の高さは誰の目にも明らか。デビューからコンビを組み、単独トップの4勝を挙げる“皐月賞男”M・デムーロとともに、2歳王者が1冠目をもぎ取る。

 主役の座はオレだ!2歳王者アドマイヤマーズが、1冠目奪取に全力投球だ。

 昨年は朝日杯FSを制覇。デビューから4連勝として最優秀2歳牡馬に選出された。まさに順風満帆な戦いぶりだった。ところが今年の始動戦となった共同通信杯では、同じく無敗のダノンキングリーに敗れて2着。

 初めての屈辱感を味わったが、「初の1800メートルだったし、(長距離)輸送もあった。次に向けて試すレースでもあったし、(課題を)再確認できた」と津田助手は前を向く。悲観の色は全くない。それどころか、むしろ敗戦を今後への糧としている。

 前走後は放牧に出て約1カ月前に帰厩。仕上げも問題なく進んでいる。次走にNHKマイルC(5月5日・東京)を予定している点から、今回は距離克服が鍵となるが「距離は延びるけど、中山なのでプラマイナス、ゼロだと思います」と不安視する様子はない。

 朝日杯FSでは、7日の桜花賞をレースレコードで制したグランアレグリアを完封。それが何よりも強さの証明だろう。「2歳の時から感じてはいたが、総合的にポテンシャルが高い。精神的な幼さもマシになって、弱点がないところが強み。切れ味勝負ではなく、総合力で。全体のパフォーマンスで勝負したい」と力強い。

 鞍上のM・デムーロは、皐月賞・単独トップの4勝を挙げている最強パートナー。2歳王者のプライドにも懸け、強いライバルを倒し、まずは1冠目をつかんでみせる。

 1週前追い切りでは、栗東CWで6F80秒4-12秒0(G強め)。ルタンデュボヌール(5歳1600万下)に1秒2先行して併入、ネプチュナイト(4歳1000万下)には0秒7追走して0秒4先着。キビキビとしたフットワークで、追われてからの反応や伸び脚もシャープ。前走から間隔はあいているが、しっかり乗り込まれて態勢は整っている。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。