【アンタレスS】芝中距離実績のある種牡馬が活躍/データ分析(血統・種牡馬編)

2019年04月11日 11:50

アンタレスS 2012年以降

 14日に阪神競馬場で行われるアンタレスS(4歳上・GIII・ダ1800m)について種牡馬別に検証していく。なお、阪神ダート1800mで開催されるようになった2012年以降を集計対象とする。

 過去7年で最多となる4回の馬券絡みはキングカメハメハ。次点で3回のゼンノロブロイが続く。また、勝ち馬に焦点を当てればスペシャルウィーク、アドマイヤボス、ディープスカイ、Jungle Pocketと、ダート重賞にもかかわらず芝の中距離で実績を残してきた馬たちの産駒が活躍している。

 ゼンノロブロイ産駒は延べ3頭が出走して「1-0-2-0」複勝率100.0%、複勝回収率170%と未だ底を見せていない。今年はグリムとザイディックメアの2頭が出走を予定しているが、「3-2-0-4」と結果を残している名古屋大賞典からのローテーションで挑むグリムは上位人気の筆頭となりそうだ。

 カネヒキリ産駒は延べ5頭が出走して「0-2-0-3」複勝率40.0%、複勝回収率114%という成績。ロンドンタウンは17年にマーチS(3番人気4着)→アンタレスS(6番人気2着)と結果を残していたが、昨年は同じ臨戦過程で案外な結果に終わっている。3度目の挑戦となる今年は過去2回よりも負担重量が軽くなるので前進が望めるかもしれない。また、テーオーエナジーにおいてはマーチSで1番人気を裏切る大敗を喫していたので巻き返しなるか注目したい。

 今年、人気の中心となりそうなヒラボクラターシュはカネヒキリと同様にフジキセキを父に持つキンシャサノキセキ産駒。芝実績のある種牡馬が好成績を収めている点では評価しやすいが、キンシャサノキセキが短距離馬だったことを踏まえると少し疑問が残りそうだ。

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