27日、新潟競馬場で行われたサマー2000シリーズ最終戦、新潟記念(GIII・芝2000m)は、後藤浩輝騎手騎乗の6番人気トップガンジョー(牡4、美浦・和田正道厩舎)が道中後方追走から徐々に進出、直線で大外に持ち出すと、4番人気サンレイジャスパーをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分57秒2(良)。さらにクビ差の3着には9番人気ヴィータローザが入り、1番人気のスウィフトカレントは4着に敗れた。
勝ったトップガンジョーは、父マヤノトップガン、母ゴールデンノヴァ(その父ゴールデンフェザント)という血統。伯父に92年中日スポーツ賞4歳S(GIII)2着のメイキングテシオがいる。02年北海道市場にて650万円で落札されていた。04年6月にデビューし、6戦目で初勝利。重賞初挑戦となった05年スプリングS(GII)では3着に好走した。その後はラジオたんぱ賞、中日新聞杯、年明け初戦となる小倉大賞典(いずれもGIII)で5着と、重賞ではあと一歩のレースが続いていたが、前走のエプソムC(GIII)を7番人気ながら制して重賞初制覇。今回の勝利で重賞2連勝となった。通算成績21戦6勝(重賞2勝)。
鞍上の後藤浩輝騎手は、同馬で制したエプソムCに続く今年のJRA重賞2勝目で、通算33勝目。管理する和田正道調教師も同じく今年のJRA重賞2勝目で、通算では9勝目となった。