【青葉賞予想】◎ランフォザローゼス、勝ってダービーの舞台へ/JRAレース展望

2019年04月27日 07:00

日本ダービーへと駒を進めてほしい1頭のランフォザローゼス(撮影:下野雄規)

 日本ダービーと同じ舞台で行われるトライアル競走。オープン特別競走として創設され、1994年からはGIII競走に、そして2001年からはGII戦へと格上げされ、2着以内馬には日本ダービーへの優先出走戦が付与されるレースだ。とはいえ、過去10年でこのレースをステップに本番ダービーへと挑んだ馬は26頭いるものの勝ち馬はなく、2着2頭3着3頭。2011年の優勝馬ウインバリアシオンと12年の優勝馬フェノーメノが2着となったほか、13年アポロソニック、14年マイネルフロスト、17年アドミラブルの3頭が3着となっている。

 1〜3番人気馬は5勝2着2回3着5回。1番人気に限れば5勝2着1回3着3回と高い好走率が残されている。

 天気予想は微妙だが、芝の状態が良いだけに極端に悪化はしないと判断した。やや間隔は空いたものの、◎ランフォザローゼスの素質に期待。父のキングカメハメハも、母の父ディープインパクトも、祖母のエアグルーヴも東京競馬場芝2400mコースのGI勝馬であり、ぜひとも勝って堂々と日本ダービーへと駒を進めてほしい1頭だ。

 2番手はダービー馬マカヒキの全弟◯ウーリリ。現段階で偉大なる兄と比較するのはかわいそうかもしれないが、毎日杯は休み明け、プラス16キロの馬体重で、キャリア2戦目ということを考えれば十分な内容だった。キャリア不足ゆえにやや評価を落としたが、キャリア不足は多くの馬にも言えること。能力的には十分勝ち負けの期待を抱かせる

 同じことは▲ピースワンパラディにもいえる。ダービー馬ジャングルポケット産駒で祖母のキャトルセゾンはホエールキャプチャやパクスアメリカーナの母グローバルピースと2歳違いの全姉。過去2戦はいずれも左回りの競馬場へ遠征して鋭い決め手を繰り出している。この馬の競馬も楽しみだ。

 逆に豊富なキャリアを武器にしたい△アドマイヤスコール、△リオンリオン、3戦2勝△カウディーリョ、弥生賞での経験を生かしたい△サトノラディウスらの2勝馬にも注意が必要だ。

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