今年のフローラSを制したウィクトーリア。桜花賞馬不在の混戦だけに、樫の女王への資格は十分にありそうだ。写真=下野雄規【netkeiba.com】
桜花賞馬の参戦がないオークスとなった。直近の16年は、桜花賞2着だった
シンハライトが勝利している。2着にフ
ローラS1着馬の
チェッキーノ。さらに遡ると、07年オークスは桜花賞4着だった
ローブデコルテが勝ち、2着はフ
ローラS1着の
ベッラレイアだった。05年はフラワーC1着だった
シーザリオが優勝、桜花賞4着だった
エアメサイアが2着、3着にフ
ローラS1着だった
ディアデラノビアで決まっている。
つまり、桜花賞馬不在のオークスでは桜花賞掲示板以内の馬+フ
ローラS 1着馬というパターンが馬券になりやすい。今年のケースでいえば、桜花賞で掲示板に載った
シゲルピンクダイヤ、
クロノジェネシス、
ダノンファンタジー、
ビーチサンバにフ
ローラS1着だった
ウィクトーリアを絡めれば馬券への的中は近付くということになる。
また、オークスは過去10年で1番人気馬の複勝率が80%で、11年、12年以外は馬券になっている。16年
シンハライトから昨年の
アーモンドアイまで3連勝中とデータからは買いとなるが、今年は桜花賞馬が不在で1番人気になる馬を想定するのも案外難しい。11年、12年のように1番人気馬が飛んでしまう可能性も頭に入れておきたい。
ちなみに、近年のGI傾向を見てみると、人気薄の馬で馬券になるのはノーザンF関連の馬。大穴は
フェアリーポルカとするが、他の馬たちは最終結論を待っていてほしい。
(文=征木由基人)
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