9日、札幌競馬場で行われたコスモス賞(2歳OP、芝1800m)は、藤岡佑介騎手騎乗の3番人気ナムラマース(牡2、栗東・福島信晴厩舎)が、好位追走から直線抜け出し、追い込んだ6番人気ローブデコルテに3.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムの1分48秒4(良)は、13日にマンハッタンバーが記録した1分49秒5を1.1秒更新するレコードタイム。さらに3/4馬身差の3着には2番人気インパーフェクトが入った。また、3連闘で臨んだ1番人気ミスティックベルは、好位追走から直線伸びきれず5着に敗れた。
勝ったナムラマースは父チーフベアハート、母はビストロドゥパリ(その父フレンチグローリー)という血統。伯父に93年ホイットニーH(米G1)を勝ったBrunswick、半兄に02年オパールC(岩手重賞)を制したアパルダー(父シンコウキング)がいる。デビューから4戦は勝ち切れない競馬が続いたが、前走の未勝利戦を5馬身差で圧勝していた。通算成績6戦2勝。