ダート王への登竜門・ユニコーンSに出走のデュープロセス(撮影:下野雄規)
6/16(日)は東京・阪神・函館の3場開催。15日の開催終了時点での馬場状態は東京=芝ダートともに不良、阪神=芝稍重・ダート重、函館=芝ダートともに良。東京と阪神は午前中には晴れる予報、函館は暴風をともなう雨の予報となっている。
またJRAは15日、今週の出走予定馬の中に禁止薬物を含んだ飼料添加物を摂取した可能性のある馬が判明したため、それら全ての馬を競走除外(重賞以外の競走では枠順確定前除外)としている。
■ダート王への登竜門
東京11RのユニコーンSは、近4年の勝ち馬のうち3頭が後にGI馬となっている出世レース。今年は青竜Sでワンツーのデュープロセス・デアフルーグや、端午S勝ち馬のヴァニラアイス、兵庫CSで2着のヴァイトブリックらが参戦する。枠順確定前除外となったのはサトノギャロスとロードグラディオ。
■サマースプリントシリーズ開幕
函館11R・函館スプリントSはサマースプリントシリーズの第1戦。1番人気と目されていたダノンスマッシュらが除外となり7頭立てとなった。安田記念を回避してこちらに回ったタワーオブロンドン、3歳馬アスターペガサスらが人気となっている。
■JRAジョッキー2人が仏オークスに
シャンティイ競馬場で日本時間23時5分に発走予定の仏オークス(ディアヌ賞)。日本馬の参戦はないが、武豊騎手がアマレナ、クリストフ・ルメール騎手がカルティエムと現地有力馬に騎乗する。また、社台ファームの吉田照哉代表がトレードで購入したコムも参戦。中心はデビュー3連勝のシヤラフィナ。
■芝マイルのリステッド
阪神11R・米子Sはリステッド競走に格付けされた芝のマイル戦。昇級初戦となるオールフォーラヴ、新潟大賞典16着からの巻き返しを期すランガディア、重賞勝ち馬ヒーズインラブらが出走する。枠順確定前除外はコウエイタケル、ジョルジュサンク、ベステンダンク。
■豪州G1・2着馬の全弟がデビュー
東京5Rの新馬戦(芝1600m)では全兄に今年のクイーンエリザベスSで2着のクルーガーがいるサクセッション(父キングカメハメハ)が初陣を迎える。美浦ウッドで追い切られ5F67.6秒、1F12.6秒。初戦から動ける態勢にある。
■祖母に名牝のリアルインパクト産駒
東京6R・新馬(芝1400m)。祖母に2000年の南部杯勝ち馬ゴールドティアラがいるトライフォーリアル(父リアルインパクト)が初陣。稽古ではハミにもたれる面こそあるが古馬相手に先着しており、初戦から期待できそう。
■良血3歳馬がレーン騎手で初陣
函館4Rの未勝利戦で既走馬相手に初陣となるバイキングクラップは、サトノアラジン・ラキシスと2頭のGI馬を半兄・半姉に持つハーツクライ産駒。鞍上はD.レーン騎手。
■高知3歳馬の頂上決戦
黒潮皐月賞から続く高知3冠の2戦目・高知優駿が高知競馬場で行われる(18:10発走)。1冠目を制したアルネゴーは出走しないが、地元からは黒潮皐月賞上位のコスモアニモーソ、ナンヨーオボロヅキ、アポロン、佐賀からは重賞3連勝中のスーパージンガら、兵庫からはリリコらが参戦する。
■水沢では古馬重賞
水沢競馬場ではみちのく大賞典(18:00発走)が行われる。4歳〜10歳の強豪が集結した。オグリキャップ記念4着のエンパイアペガサス、あすなろ賞を勝って臨むハドソンホーネット、デビュー戦からの連勝はストップしたが巻き返しを期すサンエイキャピタルらが参戦する。