集中した走りが印象的なシュヴァルグラン(写真奥、撮影:井内利彰)
7月27日、イギリスのアスコット競馬場(芝2390m)で行われるキングジョージ6世&クイーンエリザベスSに出走予定のシュヴァルグラン(栗東・友道康夫厩舎)。今朝27日はレースへ向けた追い切りをCWコースで行っている。
シュッドヴァデルとの併せ馬だったが、向正面へ入るあたりでは1秒ちょっと追いかける感じ。6Fから5F標識の区間が17秒以上と遅めのラップ。その後、3コーナーあたりからペースアップしていったが、そこで置かれることもなかった。
最後の直線は内から前へ迫る感じ。「レースは馬群が密集した形になると思うので、それを想定して、意識的にシュッドヴァデルに近づけていきました。でも力むようなところもなく、スムーズに走れていましたよ」と騎乗した大江祐輔調教助手。
ゴール前ではきっちり相手を交わして先着。ゴールを過ぎてからも300mほど、しっかりと追われていたが「前半が少し遅かったのが分かっていたので、しっかりやっておきました」と同助手。
時計は6F86.8〜5F69.2〜4F54.0〜3F39.2〜1F11.5秒。ラストの集中した走りが印象的で、先週の動きに力強さが加わってきた感じがする。
(取材・文:井内利彰)