18日、盛岡競馬場で行われたダービーグランプリ(3歳、交流GI・ダート2000m、1着賞金5000万円)は、木幡初広騎手騎乗の5番人気マンオブパーサー(牡3、栗東・大久保龍志厩舎)が道中2番手追走から、直線逃げ込みをはかる3番人気バンブーエールをクビ差交わして優勝した。勝ちタイムは2分06秒3(稍重)。さらに1.1/2馬身差の3着には7番人気サイレントエクセルが入り、1番人気に推されたナイキアースワークは6着、2番人気オウシュウクラウンは7着に敗れた。
勝ったマンオブパーサーは、父タヤスツヨシ、母タツプユアトウズ(その父State Dinner)という血統。半兄に99年エルムS(GIII)3着のリワードタイタン(父ジャッジアンジェルーチ)がいる。03年セレクトセール当歳にて1850万円で落札されていた。05年12月のデビューから2連勝を飾ると、続くヒヤシンスS(3歳OP)では2着。その後の2戦は連続3着と勝ちきれなかったが、前走の大雪Hでは人気に応えて優勝。今回の重賞初勝利を交流GI制覇で飾った。通算成績7戦4勝(地方1戦1勝、重賞1勝)。
鞍上の木幡初広騎手、管理する大久保龍志調教師共にGI初勝利。また、タヤスツヨシ産駒は交流GI初勝利となった。